1990年代に社会現象となった対戦格闘ゲームブームが、令和の時代に再び世界中で熱狂的な盛り上がりを見せています。昨年は人気シリーズの新作が次々と発売され、ストリーマーの配信を通して若い世代にも広く浸透しています。そして、今年の夏にはサウジアラビアで開催される賞金総額6000万ドル超の世界大会が控えており、eスポーツ界でも大きな話題となっています。そんな中、格闘ゲームの雄SNKが、由緒あるシリーズ『餓狼伝説』の新作を26年ぶりに発表しました。
『餓狼伝説』シリーズの歴史と魅力
『餓狼伝説』シリーズは、1991年に第1作が発売された対戦格闘ゲームの名作です。
- 1990年代の対戦格闘ゲームブームの中心的存在
- 『ストリートファイター』シリーズに対抗しうるIPだった
- ゲームセンター、家庭用ゲーム、アニメなどで人気を博した
- 前作『餓狼-MARK OF THE WOLVES-』が1999年に発売
シリーズは長い歴史の中で、ゲームセンターやアニメなどで幅広い層から支持されてきました。特に前作の『餓狼-MARK OF THE WOLVES-』は、ファンから高い評価を受けています。そして、26年の時を経て、ついに新作『餓狼伝説 City of the Wolves』が発表されたのです。
新作『餓狼伝説 City of the Wolves』の見どころ
新作『餓狼伝説 City of the Wolves』は、前作の続編として制作されています。
- 前作の登場キャラクターに加え、新キャラクターも参戦
- ドラマとゲームプレイの両面から魅力的なキャラクター設計
- 初心者でも遊びやすい"スマートスタイル"操作システム搭載
- 1人でも楽しめるモードなど、幅広い層をターゲットに
新キャラクターの登場に加え、前作から引き続きドラマ性のあるキャラクター設計が行われています。また、初心者でも気軽に遊べるよう配慮がなされており、幅広い層をターゲットにした作品となっています。
eスポーツ化への取り組み
SNKは新作『餓狼伝説 City of the Wolves』をeスポーツ化することも視野に入れています。
- 過去に"SNKワールドチャンピオンシップ"を開催した実績あり
- 新作を来年の大会種目に加える計画
- 大会運営面や賞金面でeスポーツを盛り上げる意気込み
- 新作なので誰にでもチャンスがある
SNKは過去に自社大会を開催した経験があり、新作をeスポーツ化することで、大会運営や賞金面での貢献を目指しています。新作ならではの魅力は、誰もがスタートラインが同じということ。プロ・アマ問わず、新たなeスポーツ勢力が生まれる可能性があります。
人気キャラ"テリー・ボガード"の超必殺技の演出問題
新作発表時、人気キャラクター"テリー・ボガード"の超必殺技"バスターウルフ"の演出が変更されたことで、一部のファンから批判の声が上がりました。
- 開発チームは"荒れる"ことを予想していた
- 演出の修正作業を行っている最中
- バスターウルフだけでなく、全体のブラッシュアップを常に実施
- ファンの声に耳を傾けながら、さらに磨き上げる方針
開発チームは、ファンの反応を予測しながらも一度は演出変更を発表しましたが、批判を受けて修正作業に入っています。バスターウルフの演出はもちろん、ゲーム全体のブラッシュアップを行うことで、さらに磨き上げていく方針です。ファンの声に耳を傾けながら、高い完成度を目指しています。
まとめ
SNKが26年ぶりに発表した『餓狼伝説 City of the Wolves』は、対戦格闘ゲームファンはもちろん、新たなユーザーにとっても注目の新作タイトルとなっています。ドラマ性とゲームプレイの両面から魅力的なキャラクター設計、初心者にも配慮した操作システム、eスポーツ化への意欲など、さまざまな要素が詰まった作品です。一部の演出問題はありますが、開発チームはファンの声に耳を傾けながら、さらに磨き上げていく方針です。新作の発売が待ち遠しいですね。