フロム・ソフトウェアの人気ゲーム『ELDEN RING(エルデンリング)』の最新DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』が、プレイヤーから難易度が高すぎると批判されている。しかし、同社はこれまで難易度調整を行ってこなかったことから、今回も譲歩はしないだろう。むしろ、プレイヤーが「影樹の加護」をレベルアップさせ、戦略を練り直すことが求められている。

DLCの難易度に苦戦するプレイヤーの声

『SHADOW OF THE ERDTREE』の発売から間もないが、すでにSteamの総合評価は「賛否両論」となっている。

  • 高レベルのキャラクターでも敵にほとんどダメージを与えられない
  • 敵の攻撃を2〜3発受けただけで死んでしまう

このように、プレイヤーからは難しすぎるという批判の声が上がっている。

バンダイナムコからの率直なアドバイス

販売元のバンダイナムコは、こうした批判に対して「影樹の加護をレベルアップしたらどうでしょう」とX(旧ツイッター)で投稿した。「影樹の加護」とは、DLCマップ「影の地」に散らばる「影樹の破片」を使ってキャラクターを強化する仕組みだ。これにより、「影の地」でのみ攻撃力と防御力を大幅に上げることができる。最大レベルは20で、筆者は50時間でレベル16に到達した。

マップを徹底的に探索することが重要

「影樹の加護」のレベルアップに必要な「影樹の破片」は、マップの75%ほどの場所で手に入る。しかし、ストーリーを進めるだけではマップの下半分がカバーされないため、多くのプレイヤーがこの部分を見落としているのではないか。メインストーリーを追うだけでなく、自由に探索することが重要なのだ。

フロムソフトウェアの真骨頂

フロム・ソフトウェアは過去に難易度調整を行ったことがなく、今回も同様の姿勢を貫くだろう。むしろ、ストーリー進行とは無関係の強力なボスを倒す必要があったり、返金リクエストや売り上げ減少のリスクを顧みずに高難易度を設定したりと、プレイヤーに挑戦を強いるのが同社の真骨頂だ。

戦略の見直しとスキルアップが必須

文句を言っているプレイヤーは、「影樹の加護」を十分にレベルアップしていないか、キャラクターのビルドや戦術を見直す必要があるのかもしれない。フロム・ソフトウェアのゲームには万能の攻略法がなく、ボスごとに効果的な戦い方を見つけ出さなければならない。場合によっては、自身のスキルを磨くことも求められるだろう。

まとめ

『ELDEN RING』の最新DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』は、フロム・ソフトウェアらしい高難易度に設定されている。プレイヤーからは批判の声も上がっているが、同社は過去に難易度調整を行ったことがなく、今回も譲歩はしないだろう。むしろ、「影樹の加護」のレベルアップやキャラクターのビルド、戦略の見直し、さらにはスキルアップが求められている。この挑戦に立ち向かえるかどうかが、真のフロム・ソフトウェアファンの証となるに違いない。

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